一人暮らしで自立するってどんなことなのか考えてみました。
一人暮らしがイコール自立かというと、果たしてそうなのか本当の自立の意味とは?
自立とは何か、自立とは、他人の助けなしで自分の力で物事を行っていくこと。
全て自分の判断で出来ること。
一人暮らしはとにかく自由です。
何時に何をしていても、誰にも文句は言われません。
きちんと自立すれば、ずっと好きなことをしていられます。
そんな自立ですが大きく言って経済的な自立と生活面の自立と精神的な自立が必要です。
ではその3つの自立について考えてみましょう。
経済的な自立とは
自分だけの力でお金を稼ぎ、生活ができること
一人暮らしはお金がかかります。家賃・食費・光熱費・通信費・日用品費・・・など。
生活に関するすべての費用を自分で支払わなければいけないからです。
でもこれを行うことによって生活力が身につくし、金銭面での自立をすることができます。
よって貯金が出来なかったり、生活が苦しかったりします。
だからといって親に家賃を払ってもらったり、仕送りしてもらったり、お金を借りてしまう場合自立してるとはいえません。
まず自分の毎月の収入と生活にかかる出費を把握して、計画立てて生活するすべを身につけましょう。
最初は給料が出たばかりの頃にたくさん使いすぎて、給料日前になるとお金がなくなりろくな食事が出来なくなったり、電車賃もなくて歩いて行動しなければなくなることもあるかも知れません。
給料が出たら先に支払うべき家賃・光熱費・通信費などを取り分け、残りで食費・日用品・交際費・遊行費などを使うようにするのもいいです。
生活費を一週間でどれくらいと決めてその分だけ銀行から出してきてやりくりするとか、方法は人それぞれですが日々の生活の中で金銭的な生活力は養われて行くはずです。
生活面で自立とは
いろんなことを自分でやれること
一人暮らしを始めるといろんなことを自分でやらなければいけなくなります。
それは自分のほかにやる人が誰もいないからです。
まず掃除・洗濯・食事の準備があります。
掃除や洗濯が大変だからと言って、週に何回か親が家事をしに来るようでは自立とはいえません。
今まで親などがやってた役所や水道光熱費の手続きなども自分でやらなくてはいけません。
掃除だって平日仕事に行ってればなかなかやれないし、洗濯だっていつやればいいのか、まして仕事で疲れて帰るのに食事の準備とか面倒・・・。
でも一人暮らしなんですから、さほど汚さなければ掃除もそう大変ではないです。
出たゴミはそのつどすぐゴミ箱に捨てるようにしたらいいんです。
部屋自体はそう散らかりませんので週に一回ほど掃除機を20~30分かけるか、フローリングの部屋ならモップをかけるだけでいいんですよ。
どちらも部屋の四隅に気をつければすぐ綺麗になります。
洗濯だって毎日は大変ということもありますが、少量を洗濯機で洗うのは不経済ですから、三日分で洗濯するとか、週二回にするとか、お風呂に入ってるときに洗濯するとか決めてしまえばいいんです。
中でも特に食事の準備は大変だと思います。
いろんなお弁当や惣菜があるのでそれを買ってくるという方法もあります。
また今は結構簡単にできる調味料もいろいろと出てますので、好きな材料を切って炒めたり、煮たりしてあとは買ってきた調味料を混ぜるだけです。
最初はなかなか大変ですが、自分にあったやりかたで生活すればいいんです。
精神的な自立とは
精神的な自立とは、人間関係の自立が出来ること
他人を頼ったり他人任せにせず、自分一人だけで楽しく生きられる精神のことを指し、自分ひとりの力だけで生きることができる状態です。
だからといって、人間関係を断ち切って一人で生きろ、ということではありません。
家族や友達などと楽しい時間を過ごすことも人生では大切です。
他人任せなど期待をしないということです。
ちょっとでも寂しいと、友達と遊ぶ約束をしたり恋人に電話したりして、一人でいるのが嫌で常に誰かとつながりを求めたりしないことです。
一日中SNSなどチェックしたり、ネットでも誰かと繋がってばかりいる人です。
それは精神的な自立ができていなくて、他人を頼ったり、他人任せにして楽しいと感じてるのです。
一人の時間が寂しくて、誰かがいないと毎日が満たされず、人とつながることで自分を満たしているのです。
そんな風に他人に毎日の充実感を支配されているのは、自立とはいえません。
あなたの身近にも、そうした人はいませんか?
そうした人たちは経済的には自立していても、精神的には自立が出来ているとはいえません。
まとめ
一人暮らしをやると、生きていくうえで必要なことは、自分でやるしかありません。
今までは親がやってくれていた役所なんかの手続きなども、自分でやらなければいけません。
自然と自立することになるでしょう。
一人暮らしが自立の第一歩であることに間違いはありませんが、もっとも大切なのは精神的な自立です。